注文住宅を建てるにはどのくらいの予算が必要?

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注文住宅を建てるとなると、大事になってくるのは予算になります。でもどれくらいの予算を組んでも大丈夫なのかという計画を立てるのは案外と大変です。
そこで目安にしたいのが国土交通省住宅局の住宅市場動向調査になります。国土交通省住宅局の住宅市場動向調査ではどれくらいの年収でどれくらいの注文住宅を購入して住宅ローンを組んでいるか、ということがわかります。意外と知らない人も多いですが、参考にもなるので是非チェックしてみて下さい。

まず全国平均予算は4,334万円、それに対して三大都市圏の場合には少し高くなって4,472万円になります。合わせて注目したいのが平均年収になります。平均年収は全国平均が698万円、三大都市圏でやはり少し高くなって734万円という結果です。

この2つの情報から考えると、注文住宅を購入する時の平均予算は世帯年収の約6倍と考えておけば大丈夫でしょう。勿論人生何が起きるかはわからないので、予算いっぱいに組むことはおすすめできません。世帯年収が大幅に増加する見込みがないのであれば、余裕を持っておくようにする必要があります。もう1つ気になるのは、住宅ローンをどれくらいにしているかということです。本当の意味で自分達の注文住宅の予算を決めることができます。
国土交通省住宅局の住宅市場動向調査によると、注文住宅を購入した人の半数以上が住宅ローンを利用していると言われています。大体の目安としては世帯年収の数年分に抑えることが重要です。例えば世帯年収が300万円なら2,000万円、世帯年収700万円なら4,500万円など、6倍から7倍の間が理想です。

更に自己資金がどれくらい用意できているかによって本当の注文住宅の予算が決まってきます。自己資金が数年分用意されていることが理想ですが、意外と難しいものです。世帯年収300万円の例で見ていってみましょう。例えば年収300万円で自己資金が1,000万円あるとします。そうすると住宅ローンで借り入れることができる金額は2,000万円なので、予算を3,000万円としておけば良いのです。そしてこの中には引っ越し費用や家具家電代などの様々な費用も含まれています。ですが建築会社が出してくる見積もりにはこれらの費用は入っていないため、この予算の限度額いっぱいで家を建ててしまうと、その他の部分に回すお金がなくなってしまいます。きちんとこれらも含まれていることを忘れないで見積もりを立てて貰うようにしましょう。

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